「死ぬまでにやっておきたいことがある」の英語、bucket listの使い方等と、海外ドラマ「リゾーリ&アイルズ」
◆bucket list
bucket listは、海外ドラマ「リゾーリ&アイルズ」(S5、Epi13)で出てきて気になったフレーズです。
海に飛び込んだリゾーリの生死がわからず、無事帰ってきたあと、とっても心配していた大親友のアイルズと話すシーンで、死ぬまでに何をしたいかという話になり、アイルズが提案します。
We need to work on a bucket list.
死ぬまでにやっておきたいリストを作らなきゃね。
(前後の会話の関係で、「優先順位を見直そう」と字幕では出ていましたが)
その後も、次のような提案を。
I was thinking... we should make our own bucket list and share them with each other
死ぬ前にやりたいことリストを作って共有しない?
bucket list は、調べたら、映画"The Bucket List" (2007年、邦題「最高の人生の見つけ方」/ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演)の中で出てきた造語だそうです。
この映画はとても話題になった映画で、裕福な実業家と勤勉実直な自動車修理工の、余命わずかと宣告されたシルバーエイジの男性2人が、死ぬ前にやりたいことを実行しながら友情を築いていく、コメディタッチのじーんとくるストーリーです。脚本家、つまり造語を作ったのは、Justin Zackham。
「死ぬ」のスラングに"kick the bucket"というフレーズがあって、それにlistをつけた感じ。このスラングは、首つり自殺をするときに台にするバケツを蹴ることから派生したものだそうで、日本語だと「くたばる」みたいな印象の俗語らしいですが、なかなかリアルですね・・・。
2007年の造語なのに、bucket listは、もうとってもポピュラー!他の使い方の例としては:
Let’s add it to our bucket list.
What should I put on my bucket list?
Climbing Mt. Fuji is on my bucket list.
Top 10 Bucket List Destinations.
(死ぬまでに行きたい場所、トップ10)
◆その他、リゾーリ&アイルズで気になったフレーズ
リゾーリ&アイルズ(Rizzole & Isles)は、アメリカで2010年~2016年まで7シーズン放送された人気番組。日本語の吹き替え版だと、リゾーリのセリフがとっても乱暴に聞こえて好きではなかったのですが、オリジナルの英語版だと気にならず楽しく見られました。吹替えの難しいところでしょうか。アメリカでは本当に人気で、オンエア中、「女性二人が活躍するドラマ」とか「あの二人の女性みたいだね」などと違う番組やドラマで言及されたりしていました。
◆surviver’s guilt
生存者の罪悪感(災害や事故、戦争などで、自分だけ助かって何もできなかったと感じること)
◆There is a first time for everything.
そういうこともあるよ。(とても意訳ですが)
◆It(The job) comes with a great salary, health benefits and a pension plan.I never had a pension plan before.
給料もすごくいいし、医療保険や年金もあるの!今まで年金に加入したことなんてないわ。
(リゾーリのお母さんが、面接(job interview)を受けようとしている仕事のことを話しているシーンで)
◆Are you okay? I didn't mean to upset you.
聞いてよかったのかしら?
(アイルズが、新米警官に、何故ここに異動になったのか聞いたところ、困惑した表情になったので、このフレーズを発言)
◎シーズン7 エピソード5から
◆take a tour of A = Aの見学をする
◆If you ever wanted to ~ =いつでもいいから~したいなら[仮定法過去=現在と反することをいう。また、この ever は「いつでもいいから」という強調で特に訳さなくてもOK。例文:if you ever want to come again=(未来に)また来たくなったら。同じような使い方で、Have you ever been there? =今までに(いつでもいいから)そこに行ったことがありますか?]
★このシーンの会話:アイルズが頭の手術を受けたあとの、実の母ホープとの会話。出かける用事のあるアイルズに話しているので、ホープは、また後で話しましょうと最後に言っています。(このあとアイルズは、今すぐ見学に行きたいと予定を変更しました)
Hope: (パンフレットを出して)I wanted to give you this. It's the information about our volunteer program at the Santa Clinic.
Isles: I don't plan leaving the office any time soon.
Hope: No, of course not. But I wanted you to know there are several doctors volunteering just on the limited basis, and if you ever wanted to talk about it... or take a tour of the facilities... but I don't wanna keep you, so we'll talk later.