やっぱり英語!|海外旅行や仕事で使える英語・海外ドラマ・英語育児などのこと

海外ドラマ大好きなmiriaが海外旅行や仕事で使える英語フレーズ、英会話そして子どもの英語育児などについて書いているブログです

ザ・メンタリスト(邦題「メンタリストの捜査ファイル」)

2008年秋、シーズン1がアメリカでオンエアされると、大変な視聴率を獲得したクライム・ドラマ「ザ・メンタリスト」。


f:id:miria-81:20190214030255p:plain魅力的な主人公と、サイキックのように見えるけれど実は鋭い観察力と推理で犯人をあげていくストーリーが人気で、アメリカではシーズン2が2009年~2010年、シーズン3が2010年~2011年、シーズン4が2011年~2012年、そしてシーズン5が2012年~2013年にオンエアされました。現在も新しいシーズン6が制作されています!


「メンタリスト」というのは、読心術やテレパシーなどができ、鋭い観察力、暗示力、そしてときには催眠術なども用いてパフォーマンスを行う人のこと。主人公のパトリック・ジェーンには、そのような能力が備わっていて、それが引き起こしたつらい過去があるのですが、現在はCBI(カリフォルニア捜査局)のコンサルタントとして、警官ではないのですが捜査官たちとともにいろいろな事件を解決していきます。


この主人公を、俳優サイモン・ベイカーが演じているんですが、ブロンドでちょっと甘いマスクでとってもキュート。メンタリストなどというひとつ間違えると詐欺師のような能力を持つ男を、ときにふんわり、ときにキリリとすごく素敵に演じています。彼のおかげで、「メンタリスト」がリアルに感じられ、クライムドラマとして成立している、と言ってもいいかもしれません。


さらに、甘いマスクの主人公パトリック・ジェーンが、過去の悲劇ゆえにふと影が差したり、脆そうな雰囲気になったりするのが女性ファンにとっては、たまらないかもしれません!また自分に能力があるからこそ、サイキックや霊能力者なんか存在しない、と断言するジェーン。世の中にその手の詐欺師(占い師なんかもそうですが)がごまんといるのに、とても痛快です!


そんなパトリック・ジェーンも、シーズン1では、時に仲間の捜査官から疎まれたり、信用されなかったりするのですが、やっぱりその魅力と能力の高さで皆を味方にし、信頼させていきます。
そんなプロセスもシーズン1の見所です!


もちろん1話完結で事件を解いていきますが、各シーズンに通底しているのは、主人公パトリック・ジェーンが味わった悲劇の犯人、レッド・ジョンを捜す、ということ(過去の悲劇が何かは、ちょっとネタバレなので書きませんが)。この通底するストーリーに関しては、稀に?なことを感じるときもありますが、でも全体的には違和感はないので、ほとんど気にしないで見られます。


カリフォルニアでも、LAを舞台にしたドラマ「クローザー」なんかは、とってもテンポよくガンガン進行するクライムドラマだけど、これは、舞台が時として農園や森のある小さな町や村になることでも感じられますが、やや牧歌的なほのぼのムードもあるクライムドラマ。そう、主人公もちょっとゆるキャラっぽくて、ストーリーもどこか、アナログ的な暖かい感じがします


メンタリストが活躍するという捜査手法が、CSIや他の最先端技術を駆使したドラマと比べると、ヒューマンな感じがあるからかもしれないですね~。


最先端でジェットコースター的な展開のクライムドラマを見たい!という人向けではないかもしれませんが、「クローザー」が大好きな私でもおもしろいと感じる、ちょっと息を抜いて見られる犯罪推理ドラマで、とってもおすすめです!

『シャーロック』シーズン1~BBCの人気ドラマ

BBC制作の「シャーロック」は、とても面白い海外TVドラマです!

あのシャーロックホームズ(コナンドイル原作)が21世紀の住人になり、ネットや近代機器を使うとても有能な「コンサルタント探偵」となって事件を次々と解決していくドラマ。コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」を大胆にアレンジしたもので、『21世紀版シャーロック・ホームズと言われています。


古い探偵物語と思っていたシャーロックホームズが、近代によみがえるだけでも興味津々。さらに、シャープだけど気難しくて、常識が通じない女嫌いのアブナイ男、シャーロックはミステリアスで魅力です。BBCで放送されて大反響を呼んだというのも、納得!


そのシャーロックを演じているのは、ベネディクト・カンバーバッチ。1976年生まれで、イギリスのパブリックスクール時代から演技を始めた根っからの役者さん。舞台経験も豊富で、日本でも上映された映画では「アメイジング・グレイス」やスティーブンスピルバーグの「戦火の馬」、「裏切りのサーカス」、「ホビット思いがけない冒険」(声のみの出演)などに出ています。


もちろんワトソン君役もいて、マーティン・フリーマンという俳優が演じています。大学で医学を学んだ後アフガン戦争に軍医として派遣され、戻って来るもPTSD心的外傷後ストレス障害)に悩んでいるところ、シャーロックを紹介され一緒に働くことになってしまった、という設定。アフガン戦争の後遺症に悩む人というのは、アメリカの犯罪TVドラマなどにもよく出てきますが、欧米ではそれだけ身近というか深刻なんですね、きっと。


シーズン1は3話ありますが、それぞれがコナンドイルの原作にちなんだストーリーにしているのも、シャーロックホームズ大好きなファン(シャーロキアンというらしい)には、とても人気です。シーズン1の第1話はコナンドイルの「緋色の研究」、第2話は「恐怖の谷」「踊る人形」、第3話は「ブルースパーティントン設計書」が脚本の下敷きになっているそうです。(そんなことを知らなくても十分楽しめますが、トリビアルなことを知っていて見ると、もっと面白いらしいです)


シャーロックは、服装や持ち物はとても高価なブランド品が多く、シーズン1ではスマートフォンBlackBerry Bold、パソコンはVAIOを使っています。


シャーロックのシーズン1(全3話)は、イギリスBBCで2010年7月~8月に放送され、日本では2011年8月にNHK BSプレミアムで放送され、また2012年にはAXNミステリー(スカパー!などで視聴可能)で放送されました。2013年1月には、なんと!NHK総合放送でも放送されています。私は残念ながら、イギリス好きでシャーロキアンの友人に後から教えてもらったので、TSUTAYAでDVDを借りました。シーズン2(全3話)もあり、またシーズン3も2013年に制作されて、2014年にイギリスBBCで放送されました


海外TVドラマのミステリー・犯罪ドラマで面白いものを探している人には、とってもおすすめ!映像処理なんかも斬新です。それにしても、アメリカのテレビドラマとイギリスのテレビドラマは、本当にストーリー展開や映像トーンが違いますね。イギリスのTVドラマは、映像に陰影があり、知的でシリアスな雰囲気が漂っています。どちらもそれぞれ、魅力がありますよね!


【参考】
製作総指揮:マーク・ゲイティス/スティーヴン・モファット/ベリル・ヴァーチュウ/レベッカイートン/ベサン・ジョーンズ/スー・ヴァーチュウ
脚本:マーク・ゲイティス/スティーヴン・モファット/スティーヴ・トンプソン

出演者:ベネディクト・カンバーバッチシャーロック・ホームズ
マーティン・フリーマン(ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン)
マーク・ゲイティス(マイクロフト・ホームズ)
ルパート・グレイヴス(レストレード警部)
アンドリュー・スコット(ジム・モリアーティ)
ウーナ・スタッブス(ハドスン夫人
ヴィネット・ロビンソン(サリー・ドノバン)
ルイーズ・ブリーリー(モリーフーパー)

「without a trace」( FBI 失踪者を追え!)シーズン4

シーズン3の最後のストーリーが、またまたハラハラのシーンで終わっていたので、 続きを早く見たくなるシーズン4!


犯人を護送中のマーティン・フィッツジェラルド捜査官と ダニー・テイラー捜査官が撃たれてしまっていたのでした・・・。 死ぬはず、ないよねーとは思っていても、やっぱり気になります。


f:id:miria-81:20190214030513p:plainもちろん死ななかったのですが、マーティン・フィッツジェラルドはかなりの重傷。 このときの傷というか精神的トラウマが、後々フィッツジェラルドを襲ってきます。 ときどきおかしな態度になるマーティン捜査官。犯人と対峙する現場では銃撃戦もあり、 ちょっとしたことで自分や仲間の命取りになるので、 ついにダニー・テイラーが説得して・・・。やっぱり男同士って、いいですね☆。


前のシーズン3で、ブレイクアップしていたサマンサとマーティンですが、 何とか捜査は一緒にやっています。切ないですね。なんでうまく行かなかったんでしょう。 サマンサが、ジャックとのことを気にして、またチーム内の人と付き合っていると 噂になるのが嫌だと言ったのをマーティンが受け流せなかった・・・。 微妙な女心と男心ですね・・・。


事件だけを緊迫感のあるストーリーで描いていた「FBI 失踪者を追え!」ですが、 シーズンを追うごとに、徐々に捜査官たちのそれまでの人生が描かれ、ストーリーに深みを与えているように感じます。


またマーティン・フィッツジェラルドが後遺症であまり動けないためという理由で、このシーズン4の第3話から、エレナ・デルガド女性捜査官が加わります。 NYPDからの移動?転職?ということですが、ヒスパニック系で突撃型の捜査官。 でもサマンサやジャックに、本当の捜査とは、ということを学んでいきます。話す英語は、ちょっとなまっている感じで、とっても早口で独特の抑揚に聞こえます。


それにしても、サマンサもエレナも美しいですね。 ビビアンと3人でいるところを「Are you Charlies Angels?/おまえら、チャーリーズ・エンジェルズか?」と 言われたりしてます(^^;


そういえば、脚本が少し軽妙な時があって、思わず笑ってしまったりするシーンがありました。こんなのは、もしかしたらシーズン4が初めてかも?それから、シカゴで暮らすジャックの次女が、NYのジャックのところに遊びに来たとき、「ママはもうとっくに外しているから」と言ってパパ(ジャック)の結婚指輪をはずしてあげるのが、いじらしく、印象的でした。離婚の多いアメリカだからこそのシーンかもしれませんね。


また、シーズン4の途中第9話では、ジャックの親友だったFBI捜査官が亡くなってしまって、 とても悲しい気分になるのですが、その後、そっかー!という展開が!なんだかややドラマチックというか、波乱万丈になってきたWithout a traceの season4。 とっても面白い、はまる海外ドラマですね、やっぱり!!超おすすめです。

 

「without a trace」( FBI 失踪者を追え!)シーズン3

Without a trace(FBI 失踪者を追え!)のseason2が、ジャックの妻が離婚を持ち出したことで終わっていたので、その続きが気になるシーズン3。 ジャックの妻は、シカゴに家族で引っ越そうという直前に、離婚したい、シカゴには 子どもたちと自分だけで行くと言いだしたのでした。


f:id:miria-81:20190214030638p:plain妻が役員となって栄転すると決まり、無理して一緒に行くためにFBIのNYのMissing Unitをやめ、 違うポジションをシカゴで得ていたジャック。呆然としていたけれど、弁護士に相談すると、 親権を手に入れるためには元のポストが必要であると言われ・・・。第1話では迷っていましたが、 第2話では、ついに何とか元のポストに戻ります。


ジャックのあとに昇格していたビビアン・ジョンソン捜査官。 他に選択肢はなく、また元の一捜査官に戻ってしまいます・・・。ジャックがいなくなるのは寂しそうだったけれど、昇格できてやっぱりうれしそうだったビビアン。これからチームをうまくまとめていけるかどうか、というところでした(ちょっぴり難しそうな感じも漂っていましたが・・・)。 サマンサ・スペードも、新しくマーティン・フィッツジェラルド捜査官との恋愛が 始まりそうだったところに、ジャックが戻ってきて少し複雑そう。


でも第2話以降は、また元のチームで失踪者の捜査を行います。良かった! このチーム、慣れてくると、とてもいい感じでまとまっています。 ドラマによっては、誰かがすぐ殺されてメンバーが入れ替わるものも多いけど、 このドラマはそんなことは無さそうです。


第6話と7話はつづきもので、サマンサ・スペードがおとり捜査官となって 活躍するストーリー。ハラハラドキドキですが、ジャックの切なさと、 マーティンの切なさがじんわり心にしみます。サマンサ、一直線でかわいい性格ですものね。


第10話は、何の事件もなくホッとするクリスマスの日、ジャックと妻がFBIの一室で 弁護士をそれぞれ伴い、向かい合うというストーリー。いろいろな過去や生い立ちを ジャックの父親失格に結び付けようとする妻の弁護士。見ていてとっても気の毒でした。 もっと違う、仕事などしない従順な妻を持っていたら、仕事の性格上あまり家庭を 顧みることができなくても許しただろうし、また浮気も5か月ぐらいだったようで その後家庭を壊したくないと思って戻ってきたのだから、離婚することなど なかったんじゃないかなと思いました。


ところで女性捜査官、サマンサ・スペードは、愛称サムなんですサムというとなんだか男の名前と思いがちだったんですが、男性の場合もあるんですね!